SDGs 厚さ数ミクロンの塗膜が生み出す
サスティナビリティへの取り組み

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地球環境保全への取り組み

  • 1. 3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進
  • 2. 環境負荷の低減(環境配慮型商品の開発/展開)
  • 3. カーボンニュートラルへの取り組み

働き方改革・
ジェンダー平等への取り組み

  • 1. 安全最優先
  • 2. 働き方改革/健康経営
  • 3. 魅力向上委員会の推進
  • 4. 人権尊重への取り組み

信頼される製品づくり

  • 1. 環境課題を解決する商品の開発/展開
  • 2. 化学物質の適正な管理及び情報の提供

コミュニティとの共生・
連携への取り組み

  • 1. 社会・経済の発展に貢献
  • 2. 地域コミュニケーション

■ サスティナビリティへの取り組みについてのトップメッセージ

厚さ数ミクロンの塗膜が生み出すサスティナビリティへの取り組み

オキツモは、継続可能な社会の実現のために、さまざまな機能性塗料を提供しています。​わずか数ミクロンの厚さの塗膜が、新しい社会を創っています。

私たちは、「地球環境保全への取り組み」「信頼される製品づくり」「働き方改革・ジェンダー平等への取り組み」「コミュニティとの共生・連携への取り組み」を重要課題と設定し、その課題を解決することで地球と人にやさしいモノづくりを目指してまいります。​

■ 各項目における取り組み事例の紹介 例1 [ Environment ]

地球環境保全への取り組み

1. 3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進

生産活動における3Rを推進し、廃棄物の排出量を削減する取り組みを進めています。

1.廃棄物の削減生産工程の高度化により廃棄物の排出量を削減していきます
生産量当たり廃棄物排出量 2021基準年 2025年目標 4%削減

2. 環境負荷物質の低減(環境配慮型商品の開発)

商品に含有する環境負荷物資の削減などを実現し、商品を通じた環境保全を世界規模で展開します。

1.塗料の水系化水系潤滑塗料の開発(2022年より順次)
水系耐熱塗料の開発(2022年より順次)

3. カーボンニュートラルへの取り組み

生産活動に伴うエネルギーの使用量を最小化し、再生可能エネルギーの利用促進をすすめています。

地球環境保全への取り組み
2022年度の活動報告
 廃塗料、廃シンナーの再エネルギー化、廃金属の再利用などを推し進めることで、2022年の廃棄物の排出量は3.15%削減(2021年度比:原単位あたり)となりました。

 三重県名張市本社第2工場の屋根に、面積およそ8,000㎡の太陽光パネルを設置しました。これにより、当工場で使用する電力のおよそ52%を再生可能エネルギーで賄っています。
3Rの推進
廃棄物の削減量
カーボンニュートラルへの取組
太陽光エネルギーの割合

■ 各項目における取り組み事例の紹介 例2 [ Social ]

働き方改革・
ジェンダー平等への取り組み

人材育成や多様性の尊重、安全衛生などさまざまな面から従業員一人ひとりが働きやすい職場づくりを推進しています。

項目 具体的な取り組み 2025年目標
安全最優先 リスクアセスメント、
作業環境測定
定期的なリスクアセスメント、作業環境測定を実施している。
働き方改革 /
健康経営
育児介護休業法対応 法対応率 100%
社内コミュニケーション 魅力向上委員会の活動 委員会の開催及び提案
人権尊重への取組 ハラスメント対策 あらゆるハラスメントを禁止することを就業規則で定め、従業員、関係会社を含めた研修会を実施している。
障がい者が安心して
働ける職場づくり
労働環境を整備し、従業員、関係会社を含めた研修会を実施している。

■ 各項目における取り組み事例の紹介 例3 [ Environment, Social ]

信頼される製品づくり

1. 環境課題を解決する商品の開発/販売

断熱ペイント HIPエアロ による温室効果ガスの削減

「断熱ペイント HIPエアロ」は、プラント設備の熱の放散を防止し、エネルギーの消費を節約する塗料です。
断熱のみならず、保冷や結露防止にも効果を発揮し、プラント設備の長寿命化に貢献します​。従来の断熱材が使えずに困っていた場所を、塗るだけで断熱します。​HIPエアロの環境貢献の事例をご紹介します。

断熱ペイントHIPエアロ

塗料ならではの断熱
あきらめていた断熱を可能にする

最先端材料「エアロゲル」を実用化したまったく新しい断熱ペイント

 

CO2排出量を20% 年間3,600㎏削減

□ 採用事例① 製造業 工業炉

炉内温度800℃ 炉表面温度53℃

Before

お客様の悩み

熱ロスを防いで、CO2排出量を削減したいが、スペースの都合上断熱材を施工できない。

After

HIPエアロを塗装してみて

CO2排出量を20%、年間3,600kgの削減。表面温度も46.6℃に低下した。

表面温度を20℃低下 省エネ・やけど防止

□ 採用事例② :化学品製造会社の配管

Before

お客様の悩み

工場敷地内で表面温度が80℃以上になる蒸気配管がたくさんあるが、形状の問題で断熱材を巻けていない部分があり、触れるとヤケドの心配があった。

After

HIPエアロを塗装してみて

塗料なので、形状を意識することなく、断熱施工ができて満足している。表面温度も約20℃下がり、数秒触れてもヤケドの危険性がなくなった。

保冷効果​ エネルギー節約

□ 採用事例③ :製菓会社の冷水貯蔵タンク

Before

お客様の悩み

冷水を貯めるタンクがボイラー設備と同じ部屋にあり、水温の上昇に悩んでいた。断熱材を巻くと繊維状のゴミの発生原因にもなるので、断熱自体を諦めていた。

After

HIPエアロを塗装してみて

夏場(7月~9月)になると、水温を下げるために毎日、氷を投入し、水温を下げるようにしていたが、HIPエアロを塗装すると、氷の投入が7月~9月でたったの3回に減った。塗料で断熱しているので、ゴミ発生の心配がなく、断熱の効果にも満足している。

信頼される製品づくり
2022年度の活動報告
 当社では、断熱ペイントHIPエアロの販売を通じて、日本全国のモノづくり工場の加熱炉などの熱効率の向上を目指してきました。
2022年には、およそ7,000㎡を塗装しCO₂の削減貢献量はおよそ33.6万トンに達しました。(2022年1月~12月 当社基準・試算による)

 今後もHIPエアロの販売により、これまで断熱をあきらめていた設備をしっかり断熱塗装し、熱の損失を少なくすることで、エネルギー問題やCO₂問題などの課題に取り組んでまいります。
また、この技術を日本のみならず全世界に展開することで、地球規模での課題解決を進めてまいります。

『私たちは断熱をあきらめない 私たちは地球をあきらめない』

2. 化学物質の適正な管理と情報の提供

環境法規制を遵守するために原材料や製品の危険・有害性情報をいち早く入手し、適切な管理の実施とお客様へGHSやSDSなどで情報を提供しています。

■ 各項目における取り組み事例の紹介 例4 [ Social ]

コミュニティとの共生・
連携への取り組み

1. 社会・経済の発展に貢献

“消えま線”は、耐候性に優れた合いマーク用のマーカーです。
ボルトの緩みを目視で確認でき、構造物の重大な事故を未然に防ぎます。
事故の無い、安心・安全な社会の構築に役立っています。

2. 地域コミュニケーション

1.ショールーム オキニ

地域の小学校と共同で、地域学習(ふるさと学)を開催しています。
塗料の不思議を体感してもらい、子供たちの学ぶ心を刺激しています。

2.e-スポーツへの協賛

性別・人種・障がいの有無などの垣根を越えて参加できるe-スポーツを協賛しています。