よくあるご質問技術について

技術について

Q
耐熱塗料とは何ですか?
A
高温になる機器や物体に塗布し、熱酸化の防止、腐食の防止、美観の維持などの機能もつ塗料です。 塗膜は高温でも熱分解や劣化を起こさず、基材との接着性を維持することが求められます。 自動車・バイクのエンジンやマフラー、煙突、電子レンジなどの厨房機器、フライパンなどの調理器具、暖房機等の様々な用途に用いられ、近年では耐熱性に加えて断熱性や放熱性などの新たな機能を付加した耐熱塗料も商品化されています。
Q
耐熱塗料はなぜ熱に強いのですか
A
熱に強い樹脂や顔料・補強材などを組み合わせることにより耐熱性塗膜を形成することができます。
有機材料と無機材料のもつそれぞれの特長をとらえて使いこなす、当社の基盤技術「有機無機コンポジット技術」が熱に強い塗料を生み出しています。 (詳しくはこちら
Q
耐熱塗料は何でできていますか
A
耐熱性に優れたシリコーン樹脂(純シリコーン・変性シリコーン)を主成分に、金属酸化物、補強材料を顔料に用いています。
近年では、フッ素樹脂やPEEK樹脂などのエンジニアリングプラスチック樹脂やナノサイズの無機フィラーを活用した商品も開発されています(詳しくはこちら
Q
耐熱性ってどうやって決めるのですか
A
実使用を想定した加熱試験(耐熱試験)を行ったあと、付着性試験・耐食試験等を実施し、密着性、防食性、変色性などの総合性能によって決められます。
また、基材自体の耐熱性にも考慮が必要です。
普通鋼板 600℃まで
溶融亜鉛メッキ鋼板 400℃まで
電気亜鉛メッキ鋼板 200℃まで
アルミメッキ鋼板 400~500℃まで
アルミ 500℃まで
ステンレス 800℃まで
*化成被膜 300℃まで
素材の耐熱性を超えたところでは使用ができません。
Q
機能性塗料とは何ですか?
A
本来、塗料には素材を保護する機能と美しく装飾する美観保護の機能があります。
近年、それらの機能を超えて「第三の方向性」として新たな機能を付与した塗料が開発されています。それが機能性塗料と呼ばれるもので、耐熱塗料も機能性塗料のひとつです。
Q
機能性塗料には、どのような種類がありますか?
A
環境にやさしい「環境対応塗料」や「熱的機能塗料」「光的機能塗料」等があります。
耐熱塗料は熱的機能塗料の代表格です。
当社では「熱的機能塗料」を中心に環境対応、光的機能などを付加したあらたな機能性塗料の開発を進めています。(詳しくはこちら
Q
耐熱塗料は調色は可能ですか?
A
カラーフロン10Gシリーズ、カラーフロン10Fシリーズ、300シリーズ、ボーセーネオスカラー仕様、は調色が可能です。
調色可能な範囲がありますので詳細はお問い合わせください。
Q
耐熱塗料と防火塗料は違うのですか?
A
耐熱塗料は、高温で分解したり劣化することがなく基材に付着し、基材を熱酸化や腐食から守り、美観を保持する塗料です。
防火塗料は塗布することで、火炎による木材基材の燃焼や延焼、金属基材の熱劣化を抑制する塗料です。
Q
塗装前の下地処理の方法はどのようにすればいいですか?
A
プラントなどに塗装する場合には、下記の表を参考に塗料の塗装仕様に沿った下地処理を行ってください。
目  的 方  法 処       理
錆の除去 物理的方法 ブラスト加工による機械処理
電気サンダー、ワイヤブラシを用いての手作業
化学的方法 酸洗処理:塩酸、硫酸などの水溶液中に被塗物を浸して表面の錆を溶解する
脱  脂 溶剤法 ナフサ、ガソリン、揮発油、トリエタンなどで洗浄又は蒸気洗浄する
アルカリ法 苛性ソーダー、炭酸ソーダーなどのアルカリ溶液中に被塗物を浸す、あるいはスプレーする
塗装面の平坦化 研磨法 グラインダー、ヤスリ、ペーパーなどで研磨する
充填法 パテ、ハンダなどを充填する
防食性と塗膜の付着性増与 化学的方法 金属の表面が、処理液中の組成物と化学反応することにより表面に化成皮膜を形成させる。リン酸亜鉛皮膜などをつけ、防食性、密着性を向上させる 
*ケレン
種  類 施工方法 素 地 調 整
1種ケレン ブラスト法 旧塗膜、錆を完全に除去し、灰白色に仕上げる
酸洗い 黒皮及び錆は完全に除去されていること
2種ケレン 動力工具 旧塗膜及び錆を除去し鉄肌をあらわす
3種ケレン 手工具
(動力工具)
全面に工具をあて劣化塗膜を除去し、発錆部は錆を落とし、鉄肌をあらわす
*化成処理
素  材 化 成 処 理 方 法
リン酸鉄皮膜(耐熱300℃)リン酸亜鉛皮膜(耐熱250℃)
亜鉛、亜鉛合金 クロム酸皮膜(耐熱400℃)
アルミニウム クロム酸皮膜(耐熱400℃)